座頭市血笑旅
2025年11月04日 火曜日三隅研次監督、勝新太郎主演の1964年の映画「座頭市血笑旅」
座頭市シリーズ八作目。
座頭市が乗っていた籠の前で倒れてしまった子連れの女性に籠を譲ったが、座頭市の命を狙った一味が座頭市が籠に乗っていると思い籠を襲い、女性が殺され赤子だけが助かった。
責任を感じた座頭市は赤子を父親の下に帰そうと赤子の世話をしながら旅をする事なった。
偶々衛星放送に変えたら眠狂四郎の映画をしていて、最後の方だったので「これ見た事ある映画かな?」と思いつつ、結局見た映画なのか分からないまま終わってしまい、そのまま見ていたら今度は座頭市が始まったのでついつい見ていたらおもしろくて最後まで見てしまった。
わたしは昔の時代劇は市川雷蔵とかの映画をそれなりには見てはいたのだけれど、何故か勝新太郎の映画や座頭市シリーズは見た事が無くて初めて見てみたら、しっかりとした活劇だし、笑いもあるし、哀しさもありで非常に良く出来た映画で、シリーズ化されて勝新太郎の代表作になるのが分かった。
ここまでのシリーズの映画を見た事が無いのでこの映画が子連れ座頭市になっているのはシリーズも続いて来ての変化球的な一味違うモノなのかが分からないんだけれど、それでもとにかく揉め事が多い座頭市が赤子を連れながら旅をして行く展開は見ていて楽しい。
ロードームービーは全然好きではないのだけれど旅を進めながら赤子のおしめをどうするかとか、出会った女性に頼ったり、所々で敵が次々とちゃんと襲って来て戦うとか、飽きさせない展開。
ばったばったと敵を切り殺して行くのに赤ちゃんが気になる赤ちゃん大好きな可愛い座頭市も見せるしで、座頭市ってやたらと殺伐とした雰囲気かと思ったら楽しさもあるし、座頭市も愛らしい人物なのね。
でも最終的には切り殺して終わり、結局哀しい話ではあるというのも凄く良かった。
この映画、容赦無く人を切る座頭市と赤子がいる事での可愛い座頭市の対比が見ていて楽しく剣劇としてもちゃんとおもしろく良く出来た映画でした。
☆☆☆★★