グレンとグレンダ

2008年08月23日 土曜日

ビデオテープのDVDデータ化に際して、エドワード・D・ウッド・Jrの「グレンとグレンダ(I Led 2 Lives)」を見た。

これは何よりもわたしがティム・バートン、そしてジョニー・デップの最高傑作だと思っている、「エド・ウッド」を見たから撮って置いていたモノ。
だからこそ「店先の洋服に見とれるエド・ウッド」や、「下からの照明に照らされるエド・ウッドのアップ」や、「バイソンの群れと『pull the string』」などは、「おお~!」とのため息。
これを見るとそれら等々はまさにそのままで、ティム・バートンはすごく入れ込んでいたのが分かる。

だからと言ってこれが映画自体面白いかと言われると…?
前半は結構真面目に自伝的服装倒錯者の苦悩を描いているのだが、中盤のいきなりの心象風景?シュルレアリスム映像が延々と続く。
しかも映像と音楽を合わせる事も無しで、とんでる。
「エド・ウッド」の映画から察すれば、セットで役者を使えばお金と時間をかかるので、風景、もしくはジャンクフィルムを繋ぎ合わせてのナレーションで済ましていたり、尺が足りないので足したような変に長い場面など多数。
と思ったら、確かにそうらしい
「おおー。本物のベラ・ルゴシだ!」と思ったら意味不明瞭な役と台詞だし。

この映画の本意とは違うが、やはりこれは「エド・ウッド」を見てからこの映画をみないとつらいかも。

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