WRESTLE-1 開戦~OUTBREAK~

2014年03月09日 日曜日

CS放送の日テレG+で「“衝撃!”アメリカンプロレス『TNA』」が2013年から始まり、21世紀に日本のテレビでスティングを見れる事に打ち震えていたけれど、全日本プロレスを辞めた武藤敬司等によって旗揚げされた団体「WRESTLE-1」がTNAとの対抗戦「FIGHTING ENTERTAINMENT WRESTLE-1 開戦~OUTBREAK~」が開かれると知り、TNAのレスラーが日本に来ると知ってワクワクして、なれば見に行こうかと思ったけれど、スティングは来ないし、ハルク・ホーガンはその前にTNAを止めてしまった様だし、AJスタイルズは契約切れて辞めてしまった様だし、ジェフ・ハーディーカート・アングルブリー・レイといった話の中心になる様ななベテラン勢が来ないしで、見に行くの止めた。…と、してたら、この大会の生中継を日テレG+で無料放送していたので、「非常に幸運!」という事で見てみた。

組み合わせが中々豪華。
田中稔金本浩二vsBad Influence(クリストファー・ダニエルズ&カザリアン
高山善廣vsアビス
船木誠勝vsボビー・ルード
解説小橋建太

武藤敬司、太陽ケア等々。新日や全日が分裂しての集合なのか。でも、若手は全然知らなかった。一方でTNAの人々は良く見るから、その組み合わせがどうなのかがいまいちピンと来なかった。
しかし、TNAの人達のレスリングに感心。元々TNAのプロレスって、WWEと比べると全然日本のプロレスに近いから、TNAの人達もちゃんと日本のプロレスしている。細かい腕の取り合いとか、グラウンドのやり合いとか、技の応酬や受けとかおもしろいじゃん。バッド・インフルエンス、ボビー・ルード、オースチン・エリーズとか上手いじゃん。特にオースチン・エリーズは技の出し方や観客の煽り方とか非常に上手く、対戦相手の真田聖也を完全に喰っていたし。しかし、TNA世界ヘビーのマグナスはいまいち。取りが一番あれって…。
流石に武藤敬司の海外での名前が大きいだけにWRESTLE-1とTNAが提携しているのは分かるけれど、オースチン・エリーズ対真田聖也でXディビジョンのベルトを真田聖也が取り、TNAからしたら海外で自分の所が開催していない大会でベルトを取られるってのは別に良いんだ…と、ちょっと不思議な感じ。「IMPACT WRESTLING」では「日本でベルトを取られました。」というダイジェスト放送なのかしら?

日本のプロレスはここ10年位は各団体がよく分からない事で集合離散を繰り返し、有名選手が新団体を次々と作ったりで何時の間にか見なくなってしまい、もうプロレスはWWEかTNAのアメリカンプロレスしか見ないので、観客の反応の違いがおもしろかった。日本の観客、静か。チャントとか、総立ちで騒ぐって事が無く、アナウンサーの実況も観客の反応もスポーツ。わたしの中ではプロレスって、完全に「You Suck!」や「Ass Hole!」とか、「We want Sting!」って言って見るモノになってしまっている。「Austin Aries!」はあったけれど、「We want Sting!」は無かったな。
それと、リング周りで写真を撮っている記者?が、やっぱり邪魔。高山善廣vsアビスの花道での画鋲攻防なんて、記者達が集まって全然見えないし、リング周りでも観客って見難いんだろうな。アメリカだと大分前からリング周りの写真記者を廃止して、TVカメラを持つカメラマンでさえなるべく映さない様にと、TV向けの映像を作っているのに。日本では新聞・雑誌が情報媒体としてまだまだ強いんだろうなぁ。

本当は武藤敬司vsスティングなんて組み合わせだったら、悶絶失禁だったのに。でも武藤敬司の解説はおもしろかった。「え?そうなの?」とか観客みたいに普通に喋って、こういう感じの良い。

日テレG+でTNAの放送が始まったのって、武藤敬司が言っていた「ジェフ・ジャレットと交渉して…」という事だったのだろうかしら?
これを足掛かりにTNAがWWEみたいに毎年興行を開催してくれると良いなぁ。しかし、一番見たい、女房を質に入れてでも見に行きたいスティングが、この時期になってTNA離脱してしまい、「WWEに行くんじゃないか?」という話になってガッカリ。あのずっとWWEを拒否して来たスティングがWWEに行ってしまうというガッカリもあるけれど、WWEに行ってしまうともう日本にはやって来ないんだろうなぁ…とがっかり。

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