第48回スーパーボウル

2014年02月04日 火曜日

今年の「第48回スーパーボウルSuper Bowl XLVIII)」は、デンバー・ブロンコスDenver Broncos)対シアトル・シーホークスSeattle Seahawks)。

今回の対戦でおもしろいのは二つのチームの対照。ブロンコスはベテランの超パッサー、ペイトン・マニング率いる攻撃的パスチーム。しかも、ペイトン・マニングは37歳で、シーズンパス獲得ヤード5477ヤード、シーズンタッチダウンパス55タッチダウンパスでNFL記録を出すという、トンデモない好調さ。
一方のシーホークスは、まだ二年目の若手で自らも走るクォーターバック、ラッセル・ウィルソンで、チームはパス喪失ヤード2752ヤード、失点数231点で今期のNFL1位という守備のチームでもあるという、このはっきりと違いが分かるチームがスーパーボウルで当たるなんて漫画。この面子でワクワクしていた…。
しかし、実際試合が始まってみると、試合前の予想ではブロンコスの優勢が言われていたのにブロンコスの行き成りのセーフティー。インターセプト・タッチダウンと前半22対0とブロンコス、ボロボロ。後半始まっても、シーホークスのキックオフ・リターンタッチダウンに始まり、結局43対8で圧倒的なシーホークスの試合。シーホークスファンはおもしろかったろうけれど、試合自体は余りに一方的でつまんなかった。スタジアムも第4クオーター辺りには観客が大勢帰ってしまい、スーパーボウルなのに結構ガラガラになってしまっていたし。シーホークスのディフェンスが頑張って攻撃的なブロンコスを必至に止めたというよりも、ブロンコスが空回りで何もかも噛み合わなかった感じ。それもシーホークスの守備が完璧だったからなんだろうけれど。

試合が大しておもしろくなかったけれど、ハーフタイムショーも。ハーフタイムショーは、ここ数年は名前の聞いた事ある人や曲聴いた事ある人だったし、知らなくても舞台での見せ方が素晴らしく、見ていて引き付けられる感じだったけれど、今年のハーフタイムショーは物凄くつまらなかった。まずブルーノ・マーズを知らないので、「知らない人が知らない歌を歌い続けるだけ」だったし、映像的なおもしろさや仕掛けの無い普通なライブをしている感じだったし。結局レッド・ホット・チリペッパーズが出て来て、彼らの舞台になってブルーノ・マーズはいらん子みたいになっているし、何でブルーノ・マーズの途中でレッチリが出て来る必要性があるのか意味不明だし。何よりハーフタイムショーの一番初めがリーゼントのドラマーで「TOKIOかよ!」って思ってしまった。

あとは、始めの各チームの紹介ビデオで紹介するのがカート・ラッセルで驚いた。カート・ラッセル、おじいちゃんだけれど、やっぱカッコ良いな。でも、何でカート・ラッセル?ニューヨークのメットライフ・スタジアムが開催地だから「ニューヨーク1997」のスネーク・プリスキンって事?でも、メットライフ・スタジアムってマンハッタン島でもない、ニュージャージー州にあるのに。

それにしてもNHKはクソ。他の色んなスポーツの生中継の放送でもある、わざわざ試合途中にぶった切って、誰が望んでいるか分からない5分程度のニュースと天気予報を相も変わらず入れ込んで来る。まだスーパーボウルはハーフタイムショーの準備の時間だからまだましだけれど。この誰も期待していない、見たくもない、必要の無い5分程度のニュースを入れる意味って何?視聴者ではなく、自分達の事情でしか番組作らない流石のクソNHK。
ついでに読売テレビもクソ。日本テレビでは放送しているスーパーボウルの試合を、何時の間にか放送しなくなり、地上波から姿を消してしまった。オードリーがこの試合を何て言っているのか、見たかったのに。

毎年スーパーボウルはどちらが勝つにしても、終わってみると満足感があったのに、今年は試合内容が手に汗握る所が無くていまいちだし、ハーフタイムショーもおもしろくなかったしで、近年…と言うか、近年しか知らないけれど、見て来た中では一番低調、最もつまらないスーパーボウルでした。

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