Evil Dead II

2007年12月05日 水曜日

以前深夜に「Evil Dead」をTV放送でするという大した編成で見て、この「Evil Dead」なかなか良く出来たホラー映画だったので、続編も見てみようという気になり、わたしにとっては「死霊のはらわた」よりも「Evil Dead」の方が馴染みが良い、「死霊のはらわた 2」を期待して見た。
(ちなみにこの映画の設定のクトゥルーも、クトゥルフの方が馴染みが良い。)

しかし、少々期待していたモノとは違っていた。
なぜなら「2は1と設定がほとんど同じの自身のリメイク的続編」と知っていたので、1の様なホラー映画のもっと凄いのかと思っていたが、しかしこれが笑いを狙ったアクションホラーだったので驚き。
監督サム・ライミと主演ブルース・キャンベルのはじけっぷりで、怖くなく笑って見れる映画になっており、ニタニタしながら楽しめる映画だった。
サム・ライミは前作以上にカメラ持って走らすし、グルグル回すし、前半のブルース・キャンベルなんか、まさに文字通り一人活劇で大暴れ。
主人公アッシュではなく、ブルース・キャンベル大活躍。
後半はアッシュ活躍のヒーローモノになるし。
まるでレイ・ハリーハウゼンの「アルゴ探検隊」の様な合成戦闘の場面まで。
これを見ていると、サム・ライミのこの後の「ダークマン」、「スパイダーマン」への流れは、なるほどと見て取れる、むしろそっちの映画。
そして、この映画でブルース・キャンベルはブルース・キャンベルになったのだなと。
だからDVDのあの骸骨の画は完全に間違いで、右手に電動のこぎり、背中に散弾銃のブルース・キャンベルが正解なのでは。

これは良く見ると、前半の速い展開は前作の総集編的なモノで、ブルース・キャンベルが吹っ飛ばされる所からが前作の続きとも見れるとは。
いちお三作目にも繋がってようだし。
しかしこれだけ見ると、あの終わりはほんとに何のこっちゃね、ババッス!

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