WWE RAW #1000

2012年08月12日 日曜日

WWE Presents スマックダウン・ワールドツアー2012」の日本公演の為の宣伝としてなのか、以前から「WWE ヴィンテージ・コレクション」を連日無料放送したり、「RAW」も「SMACKDOWN」も無料放送していたりする中で、第1000回目の「RAW」もしていたので見てみた。

始めに「RAW」の名場面がズラッと流れるけれど、何故か現在のWWEの隆盛の基礎を築いたハルク・ホーガンは一切出て来ない。1990年代はあんまり出ていないけれど、2002年以降に出ていたのに。やっぱりいまだにビンス、もしくは上層部との軋轢はあるのかしら?
そしてビンス・マクマホンが出て来るけれど、HHHの就任で解雇になったはずだけど、その後のビンスの扱いはどうなっているのだろうか?

ビンスが呼び込むのがD-ジェネレーションXなのだけれど、nWo世代なのでいまいちDXにピンと来ない。Xパックことショーン・ウォルトマンは、わたしの中ではいまだにnWoのsyxxだし。
途中でダミアン・サンドウが出て来るのは、HHHの初期が貴族ギミックだった事へのイジリなのか。
そのHHHはDXの時とCOOで出て来た時のキャラクターの違いに笑ってしまう。

記念で色々詰め込んで時間無いのに、何でブローダス・クレイなんかのシングルの試合があるんだろう?子供向けのつまらない踊りばかりで、実際の試合は20秒も無いし。この試合見せないのは、それ以外がおもしろければの話。リングに子供上げて一緒に踊るクレイなんかスキップで飛ばしてしまう。

AJダニエル・ブライアンの結婚式は、リング上の結婚式は必ず波乱になるという通りの展開だけれど、この二人の展開は何時もはっきりしない。AJは変な子でヒールになるかと思いきや、ダニエル・ブライアンがヒールなので反ブライアンとしてベビーみたいな観客が同情する位置になっているしで、いまいちすっきりしない立ち位置。はっきりさせる為のGM就任なのだろうか?それとAJは、「いらっしゃっせ~」でお馴染みのファミリーレストランの原田にしか見えなくなって来た。

またもやのザ・ロックの登場だけれど、やっぱり会場の盛り上げ方と盛り上げ方は最高。これだけ盛り上げつつ会場を爆笑させるのは他にはいない。でも、今回はレロレロは無し。それにまたもやの来年の「ロイヤルランブル」での王座戦予定で引っ張るゲスト参戦はどうなのさ。ザ・ロックにしろ、HHHにしろ、ブロック・レズナーにしろ、ジ・アンダーテイカーにしろ、もう少しレギュラー放送に出て来ないと話が引っ張られない。特にHHHとジ・アンダーテイカーは一応レギュラーなんだから、もっと出て来ないと寂しい。

戻って来たザ・ミズがすぐさまベルト取るのは、特にストーリーも無くベルト移動って、IC王座やUS王座の扱いが安い。ザ・ミズは復帰で何だか雰囲気が変わった。以前の悪ガキ風から、男前な大人な男に変えて来た感じ。何だか顔の雰囲気がクリス・ベノワみたいになって来た。

結婚式と言えばこの人で、その繋がりもあるのか、久々のステファニー・マクマホンの登場で、顔はそれなりに歳は取っているけれど若いかなと思ったら、喋ると何かおばちゃんな感じ。

ヒース・スレイターは、暫くこれまでの有名選手との相手をし続け、扱いが非常に良いな。

久々の登場ジ・アンダーテイカーの薄いモヒカンは変。そう言えばケインとの兄弟ギミックってまだ残っているのだろうか?

しかし、ビンスやDXやザ・ロックやブレット・ハートまで出て来たのに、ストンコことストーン・コールド・スティーブ・オースティンは何で呼ばなかったのだろうか?

最後は現在のWWEの顔である、ジョン・シナCMパンクの対戦で締める。そこにザ・ロックが割り込み、お待ちかねのピープルズ・エルボー!…と思いきやさせずに終わり、CMパンクもはっきりせず終わり、1000回記念の放送にしては締めがふわっとし過ぎ。

TV多チャンネル国のアメリカで1000回も続いた番組が他に無い中、今も継続して毎週放送している「RAW」は、本当に凄い。アメリカだと視聴率が悪ければ番組が打ち切られるなんて事は良くある。ドラマでもそれなりに人気があるのに、前のシーズンと比べて少し数字が落ちたから、来シーズンは無しで、話の途中で結末も見せずに打ち切りなんて事もあるし。WWE的にこの「RAW」が打ち切りとなれば、会社自体の経営が終わる事も意味するだろうし。
で、この1000回記念番組は、これまでの名場面集でもあり、かつてのスターの登場もあり、現役世代のストーリーを見せる場面でもあり、濃い目の放送だった。だけれど、昔の名場面が流れるので、どうしてもその昔の過激さやおもしろさを期待してしまうのは当然の所なんだけれど。

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