グリース
2012年08月06日 月曜日ジョン・トラボルタ、オリヴィア・ニュートン・ジョン共演のミュージカル映画「グリース(Grease)」。
高校生の恋愛をミュージカルでした映画。それ以上でも、以下でもない。
この映画の制作当時1978年では、不良と真面目な女の子という題材は王道だったのだろうけれど、今見るとベタ過ぎて気恥ずかしい。今だと、イケイケな女子と、全然相手にされないナードになるんだろうな。そんな王道な設定な上に、二人の恋愛のきっかけは一切描かれず、揉め事もしょうもな過ぎるどうでも良い事で、話もクソつまんない。
しかも、このミュージカルの歌も踊りも全部古臭く、ダサ過ぎ。見ていても恥ずかし過ぎて直視出来ない位。
ジョン・トラボルタが若く、まだ悪役でお馴染み前の、カッコ良い若者なので物凄い違和感。何よりも厳つい濃い顔しているのに、吹き替えの声が渋いおっさんではなく、三木眞一郎というのが凄い違和感。顔が長めのジョン・トラボルタのニヤケ顔が気持ち悪いと言うか、絶対人殺しのニヤケ顔。妙にクネクネしている動きは、年を取ってからだと嫌らしさがあって濃くていいけれど、この若い時はおかまぽくって気持ち悪い。
ジョン・トラボルタも24歳で高校生には見えないけれど、30歳のオリビア・ニュートン=ジョンは大分キツイ。始め転校して来た時は、新任の教師かと思ってしまった位。そんなおばさんのぶりっ子振りは、相当気色悪い。
周りの友達も十分おっさん、おばはんで、そんなおっさん、おばはん達の高校生コスプレして好きだの何だの言っているのは、最早コントできつくて見てられない。ストッカード・チャニングなんて34歳で、何年留年してんるんだ。
高校生の青春映画なのにおっさん、おばはんが演じ、しかも話はスッカスカ。更に歌や踊りは見てられない上、聴いてもいられない程の「う、うわ~…。」な恥ずかしさ満開で、早送りの連続。
チンピラの青春ミュージカル映画な上、内容は無く、ミュージカルは最悪で、まさにクソ映画ってこの事か。
★★★★★