無料放送だったのでザ・シンプソンズを見たらオルタナティヴ・コミックパロディ
2012年03月12日 月曜日3月1日からBSに新局が開設されたそうで、色々なチャンネルで無料放送をしており、「ザ・シンプソンズ」も無料だったので録画して見ていた。
特にコミックブックを取り上げた回(Husbands and Knives)はおもしろかった。いきなり「スーパーマンの死(The Death of Superman)」のパロディで「キャスパーの死(The Death of Casper)」の表紙をしたり、ウルヴァリン初の1982年のリミテッド・シリーズの表紙がそのまま(もちろんウルヴァリンは黄色い)出たり。いきなり「タンタンの冒険旅行」にそっくりなアニメーションが始まったり。更にはアラン・ムーア、アート・スピーゲルマン、ダニエル・クロウズのオルタナティヴ・コミックの有名作家の三人が勢揃いで登場。もちろん声は本人。ダニエル・クロウズに「本当はバットマンが描きたいんだ。」と言わせてみたり、X-MENをパロディにした子供のX-MEN「X-ベイビーズ」をパロディにした「ウォッチメン・ベイビーズ(Watchmen Babies in V for Vacation)」でアラン・ムーアがぶち切れ、会社の商業主義なやり方批判したり、三人共結構歳なのに服脱いだらムッキムキで、アート・スピーゲルマンはマウスのお面被って「マウスマン」になったり。それに、コミックブックショップの店長の声はジャック・ブラックだし、何故なのかトム・ジョーンズの「What’s New Pussycat?」の韓国語バージョンを歌ったり、でも最終的にはマージの一図なホーマーに対する愛の話だったり、豪華で訳の分からない回。
更に、際どい以上に日本じゃまずしない、子供の喫煙ネタをしていたりもする。最終的には「子供の生育を阻害し、社会問題となっているのは、バレエだ!」というオチに行きつくし。
こういう大人向けの黒過ぎるコメディ、マニアしか喜ばんだろというネタばかり詰め込む「ザ・シンプソンズ」ってやっぱりおもしろい。今の日本のTV地上波、深夜であっても、オープニングで大半はホーマーが燃料棒を雑に扱うので放送はしないだろうが。