アウト・オブ・サイト

2011年12月01日 木曜日

ジョージ・クルーニー主演という前知識位で見た「アウト・オブ・サイト(Out of Sight)」。

始まりからの小気味良い音楽と編集、ルパン三世の様に正面から攻めない犯罪なので何となく思っていて、ジョージ・クルーニーが頭脳派の強盗、彼が犯罪者と分かっていて惹かれて行くジェニファー・ロペスという設定や流れや演出で、物凄いスティーヴン・ソダーバーグっぽいと思っていたらエンドクレジットで「Directed by Steven Soderbergh」と出て来て笑ってしまった。
そう、デジャブ、既視感があるのはスティーヴン・ソダーバーグが監督の「オーシャンズ」シリーズの前日譚みたいな感じの乗りだから。すかした台詞回しと演出、カッコ悪さと洒落たカッコ良さ、早いカット割りと時間軸のずらし。ジョージ・クルーニーの人物設定もオーシャンっぽさが。出演陣もやっぱり「オーシャンズ」でお馴染み大泉洋じゃないドン・チードル、映画「ミッション:インポッシブル」皆勤賞ヴィング・レイムス、ちょっとだけ出演の「ロボコップ」でお馴染みナンシー・アレンや「バットマン」マイケル・キートン、この映画でもそうだった色々な映画にちょっとだけ顔出したりするサミュエル・L・ジャクソン等、役者の使い方もソダーバーグの雰囲気。

ただ、「オーシャンズ」よりも地味で小作品っぽさあるけれど、犯罪と恋を合わせたなかなか楽しく洒落た映画。

☆☆☆★★

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