ベリッシマ
2011年11月14日 月曜日ルキノ・ヴィスコンティが監督したコメディ映画らしい「ベリッシマ(Bellissima)」。
コメディ映画らしいと言うのは、見終わってこの映画を調べたらコメディ映画と書かれていたので驚いた位全くコメディ要素等無く笑う部分がなく、また映画としてもつまらない映画だったから。
話は、映画の子役オーディションが開催され、それに選ばれようと必死になる母親の姿を描いているのだけれど、この母親に限らず出て来る人物皆大声で騒いで愚痴を言う、悪口のマシンガントークで、やたらキャンキャンキャンキャンうるさく気に障るだけ。見ていても、この母親に不幸あれとしか思わず、この子供には可哀そうだけれど落ちたら良いのになぁと思って見ていた。ただ、早い段階から早送りで。
狂信的なステージママに群がり金や体目当ての人々が現れ、堕ちて行くけど子供の為と言うよりも自分の虚栄心の為にと思いきや、そこまでドロドロとは行かず中途半端で、子供が笑われたのであんた達に馬鹿にされたくないと降りるという、何とも締まらない結末。
母親が一人で騒いでるだけの映画で、それに振り回されるけれど子供は何を思っているのか分からないし、印象としてはうるさいだけの本当につまらない映画。
☆★★★★