スコア

2011年10月05日 水曜日

ロバート・デ・ニーロ、マーロン・ブランド、エドワード・ノートンが共演となると、バッチバチの演技合戦を期待してしまうのだが、この「スコア(The Score)」という映画はそこら辺を期待して見ると肩透かしを喰らうかも。
デ・ニーロは悟った感じの慎重で大人しい人物で、演技の凄さを見せる感じでもないし、そもそもエドワード・ノートンと余り対面しないし、マーロン・ブランドは完全脇役だし。エドワード・ノートンは登場時に他の二人に食われない様に演技派を見せ、それが話の一つの重要な要素になって来るのは良いし、制作陣も気を使ったのかなと思う所。

話は結構真っ直ぐで、本番までが長く、気を持たせる。出会いから下準備まできっちりと見せると言えばそうだが、犯罪サスペンスなのにハラハラドキドキに至るまでが長いし、ベタな緊急の障害が出て来たり、まあそれ程でも無い。せっかく良い役者が揃ったのだからもう少し意外な展開が続く様なはじけた、演技を見せる話でも良かったのではと思わせる、もう一歩な映画。

マーロン・ブランドは顔は小さいのに体がごつ過ぎるので、何だか凄い体型、凄い人になっている。

☆☆★★★

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