新スタートレック 第一話「未知への飛翔」を見てみる

2011年02月11日 金曜日

CSの無料放送が続いていたのでTNGの第一話「未知への飛翔」を見てみた。シリーズの後半は見ていたけれど、初めて初回の放送を見た。

さすがに当然ながら八十年代っぽさのある話や設定は、今見ると少々古臭い感じがするが、この後の人間関係や、この話に直接係ってくるTVドラマの最終話「永遠への旅」を知っているとまた違った感慨で見てしまった。「これから上手くやって行こう。」的な会話がレギュラー陣で交わされると、どうしてもニヤッとしてしまう。
しかし、やはり初めはレギュラー陣の設定がちょっと違う感じなので、違和感。ライカーは髭がなくてツルツルで、痩せていて、血気盛んな若者っぽいし、トロイの短すぎるスカートは何のサービスだと。
地上波で見ていた時はそんなに感じなかったけれど、改めて見るとこのレギュラー陣って物凄い古典的なスペースオペラの登場人物っぽい。若いプレイボーイな副長、テレパシーを使う女性、アンドロイド、クリンゴン、バイザーをつけた機関士。だけど主人公の艦長は禿たひょろっとした老人だから、配役は思い切った事したなぁ。いよいよ二十年近くぶりのスタートレックの新シリーズ開始だと聞いて、見てみて、当時のトレッキーの反応はどうだったのだろう?結局はこれがこの後のスタートレックの隆盛を築くのだから、感慨深い第一話でもある。

何と言っても一番の見所は、第一話からマイルズ・エドワード・オブライエンが出ている事。この時点ではオブライエンでもないし、チーフでもない、無名の脇役だけどしっかり台詞もあるし、なかなか目立つ所にいる。まさか彼がこの後エンタープライズ、そしてDS9でチーフとして大活躍する事を知っているとこちらも感慨深い所。しかも驚くべき所は、データでさえシリーズ終盤や映画では押し寄せる時間に抗えず肉体的に歳をとっていたにもかわらず、オブライエンは十年以上経ったDS9と比べてもそんなに変わっていない事。

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