天使と悪魔
2009年11月10日 火曜日「天使と悪魔」と聞くと、とんねるずの石橋貴明が出ていた「悪魔たち天使たち」を思ってしまうのだけれど、それじゃあなく、トム・ハンクス演じるロバート・ラングドンシリーズ、「ダ・ヴィンチ・コード」の続編映画を見た。
何だか印象としては、結構普通なアクション・サスペンス映画になっているなぁという感じ。
トム・ハンクスは、宝探しの様にヴァチカン、ローマをヒントをたぐって走り回っているし、まるで、大体次の被害者を助けられず、結局全員死んでしまって事件終わりの、金田一耕助作品みたいな展開だし。
主役のトム・ハンクス側よりも、バチカン内部の権力闘争がなるほど的で面白かった。
確かに前作の「ダ・ヴィンチ・コード」は、「実はあの名画には隠された秘密が!!」という展開だし、そこで大々的に宣伝して、関連商品がドバッと出ていて、他の商売でも引きが強かったけれども、今回は「イルミナティが!!」とか、「ヴァチカンでは!!」だと確かに宣伝もし難いだろうなぁ…。
大きな題材としてイルミナティだと、陰謀論でもTVや雑誌で大特集とはならんだろうし…。
「ダ・ヴィンチ・コード」だとレオナルドの絵が良く取り上げられていたけど、今回は馴染みがない物が多く、何だかローマ・ヴァチカン観光案内映画みたいだったし。
だからと言って、面白くない映画じゃなく、制作費はかかっているし、サスペンス映画としてそれなりに楽しめる映画だった。
なにより、初めにトム・ハンクスが泳いでいてザバッと顔上げると、髪の毛が濡れて前まで垂れていて、それがトム・ハンクスだと気付かず、髪をかき上げいつもの髪形になってトム・ハンクスだと分かるというシーンが、この映画の中で一番驚いた所かも。