赤壁

2009年04月13日 月曜日

最近の映画は一本にまとめる事が出来ないのか、制作費を抑えるためなのか、大作に見せるためなのか、~部作で完結と言うのが多かったり、かつ、その次の部に人を呼び込むために平気で次作公開前に前作をTVで見させてしまい、「映画は短期決戦だ!」と言う様で何だかさめるのだが、「レッドクリフ PartI」がその流儀通りにTVでしていたので見てみた。

これはおもしろい。
西洋歴史物や西洋ファンタジーはどうも興味が無いが、東洋歴史活劇はやはり燃えるなぁ。
武侠物的、香港アクション的、活劇場面はニタニタしっぱなし。
劉備側の将軍達、あまりにかっこ良過ぎだし。
その他全ての人物達も曲者だらけの、渋い熱い男達の話でど真ん中に来る。
展開は漫画だけれど展開も早く、飽きも来ず楽しく見れる。
白い鳩が出てきた所なぞ、劇場では拍手喝采と爆笑の渦だったのだろうなぁ。
そしてその毎度のジョン・ウーの白い鳩の登場の謎も実は「鳩になりたかった…」と言う説明までしているし。
それと中村獅童が出て来ると大げさな表情と動きで何だか笑ってしまった。

この映画は久々のジョン・ウー会心作でおもしろいのだが、日本版の始まりでは雑誌紹介での相関図よろしく説明が入るが、この赤壁の戦いだけの話だと急な始まりで唐突だし、連続TVドラマでした方が楽しさ倍増だと思うが。
それに大軍の場面の寄りは実写でワクワクするが、引きになるといかにもCGで一気にさめてしまう。
それよりも題名がどうも…。
後編の「レッドクリフ Part II -未来への最終決戦-」って…。
原題の「赤壁下:決戰天下」の方が断然良いよなぁ。

なぜか分からないのだが、「レッドクリフ」と言う文言を見るとドルフ・ラングレンを思い出し、三国志演義じゃなく対ソ連のスパイアクション映画と思ってしまう。
何だ?

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