ワイルドシングス

2011年10月15日 土曜日

「Wild Thing」と見るとその後に「You make my heart sing!」と歌いたくなるけれど、その歌とは関係ない映画「ワイルドシングス(Wild Things)」。
この映画は公開時の1998年の1990年代中盤に増えた「富裕層の若者が多く登場して、犯罪が起こり、意外な犯人探しのどんでん返し映画」の類の一つ。その手の旗頭「スクリーム」に主演し続けていて、今年公開の「スクリーム4」にも出演するネーブ・キャンベルや、チャーリー・シーンと揉めたデニス・リチャーズが出演している。ただ、製作総指揮に入り、出演もしているケビン・ベーコンや、ビル・マーレイも出ていたりする。

話は、初めは嫌な話でそれ程おもしろいモノではないけれど、中盤になって突如流れが変わり、登場人物達の役割も、主人公さえ変わり始めてからは、どうなる事やらで俄然おもしろくなって来る。…のだが、その後、特に最後の方にどんでん返しが、しかもやり過ぎのどんでん返しで、見終わるとしょっぱい映画でしかない。エンドロールでのこれまでの説明が更にそれを際立たせる。
意外性を持たせるのは良いけれど、しつこくやると白けるという典型的な映画になってしまっている。折角の演技も種明かしされると今まで何だったんだ感が。

やたらエロスを強調するデニス・リチャーズや演出と、初めの嫌な話を乗り切るとそれ以降は結構おもしろいに結局勿体ない感じ。それの理由は、何だかわざわざ製作総指揮として入っているケビン・ベーコン辺りが怪しいと睨んでいるけれど。

☆☆★★★

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