モロッコ
2011年12月08日 木曜日日本で初めて日本語字幕が付いたと言う1930年の「モロッコ(Morocco)」。
話は「惚れた人が戦いに行った」という、ただそれだけを特に膨らませる事も無く、それだけで引っ張る感じで非常に退屈。原液を薄めに薄めた一ネタだけの恋愛映画で、もっと何かあるだろうと思うばかりでつまらない。
ただ、主演のマレーネ・ディートリッヒは非常に良い仕草、表情を見せ魅力的なのだが、ゲイリー・クーパーもそんなに良くは無く、見所がマレーネ・ディートリッヒだけになってしまっている。煙草吸ってバッカバカ煙吐くのはマレーネ・ディートリッヒの方が多いのは、時代なのか。
時々映像にピントが合っておらずぼやけたり、間を持たせ過ぎたり、話の山場が無くのっぺりしたまままどろこっこしい展開で、盛り上がるのは最後の最後位でどうにもつまらない映画だった。
☆★★★★