スズメバチ

2011年11月28日 月曜日

フランスのアクション映画と言えばアクション映画になるのかな?な「スズメバチ(Nid de guêpes)」。

やたらと銃撃場面で撃ち合う映画。
始めの30分位は特に何事も無く、意味有り気で余り意味無く、会話劇もほとんどなく退屈でつまらない。はっきり言って、この導入の失敗で駄目な映画として諦めそうになる。しかし、中盤の倉庫に立て籠もり、チンピラ集団と護送部隊と倉庫番が協力し始めてからは、息をつかせぬ銃撃場面の連続で掴んで離さない。ただ、エンターテイメントとしては行き切ってなく、派手さに欠け、殺伐としていて見ていてもあんまり気持ち良くない。その分、モヤモヤと鬱屈した感じで、残る映画ではあるのだけれど。

ブノワ・マジメルが主演と言えるだろうけれど、「TAXi」シリーズでお馴染みのサミー・ナセリが出ていてリーダー格なので活躍するのかと思いきや、ほとんど活躍せずで、そこの透かしっぷりは何なのだろう。

後は、敵がやられてもやられても湧いて来る、「マトリックス・リローデッド」のエージェント・スミスじゃああるまいしな、やり過ぎ感は強い。パソコンでFPSやっているという、振りみたいな事はあるけれど。それと、あの倉庫番のおっちゃんは一体どうなったのだろう?はっきりと結末見せておらず、役柄的にも良い役だったのに最後の扱いがなおざり過ぎる。

殺伐とし過ぎていて爽快感は無く、嫌な銃撃映画だけれど、なかなかおもしろく出来た映画。ただ、前半30分位があまりに退屈なので、我慢するか、早送って、その後を見るべき映画。

☆☆☆★★

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