DS9 5まで終わる

2010年01月07日 木曜日

さて、「スタートレック ディープ・スペース・ナイン」も第五シーズンまで見終わって、残す所二シーズン。
話も煮詰まって来ていて、どう展開が転ぶのか楽しみな所。
それは、DS9ってスタートレック的じゃあなく、一話完結のアイデアストーリーが段々と少なくなっているからも?
そのほとんどが関係性の話。
個人の人間関係の小さな話から、出てくる人物が各国家や勢力の顔になってるので、直接国際関係にまで発展する話になって、「いつも通り問題解決でめでたし、めでたしで今回もお終い」にならないから展開がどうなるかとのワクワク感があるんだろうなぁ。
ちょっとの見直しから、憎悪へと激しく心変わるキラとデュカットの関係はベイジョーとカーデシアの関係も見せるし、シスコとエディングトンのいがみ合いも連邦対マキの勢力争いなんだけれど、物凄い個人間の復讐だったりするし、大きな流れの中での個人の人間ドラマをやっぱりDS9ではしているんだよなぁ。
だから「重い・暗い・地味」でDS9が御馴染みになるんだろうけれど、見ていると意外とDS9ってスタートレックシリーズの中でもコメディー色が強い。
てんでの大騒ぎとか、誰もがジョークを常に発しているし、正面切って平気で悪口、嫌味、皮肉を言いまくるしで、戦争が忍び寄る不気味さの中にも笑いがここかしこにあって、意外と笑えるしほのぼのするしで、そんなに暗い感じはしなく、むしろ楽しいおもちゃ箱。

そして…、ずっと第五シーズンまで、昔に地上波で放映していたのを撮ったビデオで見ていて、あの恐怖と怒りと虚脱感を思い出してしまった。
第五シーズン最終話の「DS9撤退の日」で、まさに連邦がDS9から撤退して、カーデシア・ドミニオン軍との本格的な戦争に突入して次回からどうなるという所で終わり、「こんなシーズンまたぎは堪らない!さあ次回予告は…」となったら、「次回からスタートレック ヴォイジャーをお送りします」との字幕が…。
そう、TVでの放送は、DS9は第五シーズンまで放送して一時中断。
ヴォイジャーを丸々7シーズンして、中断から三年半経ってからDS9第六シーズンから再開したのだった…。
考えたらトンでもないな。
こんな面白い所でぶっつり中断だったなんて。
でも、ビデオだから一気に続けて見れる楽しさよ。

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