盗賊都市
2008年11月05日 水曜日久々にゲームブックを読む。
ファイティング・ファンタジーシリーズ五作目の「盗賊都市」。
今回は題名通り、ごった返した都市での探索。
行動自体は、各通りで出会う事物、脇の家や店に入って行くだけなので、
非常に分かりやすく簡単。
街の構造も分かりやすい物だし。
単純な分だけか、そこに住む人々の関係に含みを持たせているのは面白い。
鍵屋とニコデマスとの対立関係や、結局出てこないアズール卿の噂とヘビの女王の関係など、良く分からない動きが街に溢れており、全ては見えないが混沌とした街を見せてなかなかおもしろい。
あと、「ベイズ・ボール」という球技が出てくる所なぞ、民明書房を彷彿とさせるくだらなさで少しの微笑み。