バイオハザードIII

2010年09月26日 日曜日

もうすぐ「4」の公開もあって、「バイオハザードIII (RESIDENT EVIL: EXTINCTION)」を見てみた。

この映画「バイオハザード」シリーズは4まで作られているけれど、何でそこまで作られるのか良く分からないシリーズ。この「3」も含め、アクションモノ・ゾンビモノ・ゲームモノとして中途半端な感じ。アクション映画としては地味で戦闘場面も少ないし、バイオハザードモノだけどゾンビ映画としては徐々に迫る恐怖感や風刺も物足りないし、毎回最後に出て来るボスのCGや着ぐるみが安っぽかったりで、どうもどっぷりと楽しめないんだよなぁ…。

今回の「3」はほとんどが砂漠での、マッドマックス的世界でのロードムービー風バイオハザードなんだけれども、これが間延びした感じで上手い事いっていない。また登場人物達もさらっと描かれるだけなので、誰が襲われようが生き残ろうが特に感情の動きも無く、さらっと流れて行く。更にはバイオハザードによる崩壊を描いていてまだSFしているのに、特に説明無しの謎の超能力の登場で話も崩壊。特殊メイクの全速力で走ってくる改良型感染者との戦い辺りから、何だか日本の特撮モノ見ている感じになって来ていた。結局、一番恐ろしくて強いのが鴉なのも何だか…。

このシリーズの主人公アリスは良い感じで、ミラ・ジョヴォヴィッチも綺麗で画的に良いのだけれど、全体的にもう一つ、二つ、三つ足りない感じ。
「1」の監督をしていて、このシリーズの製作や脚本をしているポール・W・S・アンダーソンがいまいちって事だと思うのだけれど。

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