伊集院光のてれび シーズン1
2015年12月30日 水曜日2015年、間違いなく一番おもしろかったバラエティ番組は「伊集院光のてれび」。
大人になって、次の回をワクワク楽しみにして待ち、見て本気で笑って、真剣に楽しむバラエティが出て来るなんて思ってもみなかった。
ただ、毎週見ていた訳じゃあなくて、この番組の構成が最終回を除き全部前後編の二回で一話だったので、「後編を一週待てない!」と言う事で二週分溜めてから、二週分一気見していた。それ位我慢出来ない楽しさだったと言う事。
確かに「月曜JUNK 伊集院光 深夜の馬鹿力」でこの番組の予告を以前から話していたし、話している内容がこの番組に繋がって行く楽しさはあったけれど、バラエティ番組としておもしろかったし、バラエティ番組を越えていたし、この時代でも実験的な事していたしで、非常におもしろかった。
全13回の内、初回から4回使っての女性陣オーディションの為の「真剣ジャンケン」は、素晴らしい興奮と笑いと感動とで始めから捕まれっぱなし。
次の「弁当を作る」企画は、「真剣ジャンケン」が凄かっただけに、前半見た時に「あれ?これ、ダイジョブ?」という心配があったのに、寧ろそこを狙ったかの様な後半のどんでん返し的なおもしろさ。
「ありそうでない店名チキンレース」は「馬鹿力」でお馴染みのまさかの伊集院町が登場したり。
VRゴーグルを使った「ヴァーチャル・リアリティでドッキリ」は、自身で体験しないと分からず、テレビでも伝わり難いだろうVRゴーグルを非常に分かり易く、伝わり易くテレビで使い、しかもそれが面白になっているのだから凄い。
「男性芸人とカレーを作ろう」は、オテンキ、河野かずお、桐畑トールといったお馴染みの面々から、ジャスティス岩倉やANZEN漫才のみやぞんとか、ぶっ飛んだ人達が大勢での心理戦ってたのしい。
最終回の「」は、最近の撮影機材の進展で、下手したらテレビも一人で作る事が出来んじゃないの?を、これまた笑いとドッキリで見せるって、凄い。
ただ、残念だった部分もあって、初回から四回もあって、凄い興奮と笑いと感動の女性陣オーディションだったのに、その後のその女性レギュラー陣の活躍がいまいち少なかったという所。
女性レギュラーが多いというのもあったけれど、あれだけ真剣ジャンケンで個々がバリバリに際立った分、その後の回でもっとそれぞれを見たかった。
これは次シーズンに期待か。
この「伊集院光のてれび」、シーズン1を見ただけも、「伊集院光って、凄い!!」。
テレビで毎週ワクワクして待ち、その期待以上のおもしろさがあるテレビ番組ってあるんだよ。テレビと言う道具の使い方次第なんだと本当に思った番組。
来シーズンにも期待しかない。
本当は毎週一時間番組としてずっと見続けたいけれど、それだと伊集院さん死んじゃうだろなぁ。