性本能と原爆戦

2007年02月07日 水曜日

読み物を読む時は、年代を追って行くと時代と変化が見えてくるので、なるべく古い物からにしている。
で、読み終えたのはSF映画原作短編集「地球の静止する日」。
全てが50年以上前の短編小説。
全ての映画は見た事が無いがそれはあまり関係しない。
延々と重機の形容と作業風景の描写が続く物や、「アポロ13」の予測的物など様々。
その中で気に入ったのはウォード・ムーアの「ロト」。
家族を連れて移動中の車内での男の悶々とした思いがずっと綴られていく。
そればかりで、しかし非常に嫌な話。
後半からの思考の飛ばしっぷりで持っていかれた。
良くこれを映画化したなぁ。
一度は見てみたい。

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