サバイバー・シリーズ 2010
2010年12月10日 金曜日地上デジタルTV放送対策としてケーブル放送にした事で、初めの一週間位はお試しで無料でBS、CS見放題で、しかもPPVも見れたので「WWE サバイバー・シリーズ(Survivor Series)」を見てみた。
放送同時期にPPV見るのは初めて。
さて、感想としては、どうももっちゃりしてるなぁ…と。試合が個性のぶつかり合いと言うよりは、お互いに良い所見せる為に合わせに行っている感じがした。荒削りでも少々不恰好でもいいので、もっと激しさが欲しいのだが。
各人の個性はなかなか良いと思い、最近ではアルベルト・デル・リオ(Alberto Del Rio)の小悪党っぷりが好み。あの調子のいい感じが何だか、ザキヤマこと、アンタッチャブルの山崎弘也が重なって見える。
しかし、この小悪党というギミックも大きなヒールがいてこそだと思うのだが、それは今は多分ネクサスのウェイド・バレット(Wade Barrett)だと思うのだが、いまいち弱い。町のチンピラと言うより、学級のいじめっ子みたいでちんまい。なかなか過激な展開は今は出来ないのだろうけれど、もっとはじけて悪党になって欲しい所。
いじめと言えば、エッジ(Edge)によるポール・ベアラー(Paul Bearer)いじめを結構おもしろく見ていたのだけれど、ケイン(Kane)との試合がやはりもっちゃりしていたので結局は締まらず。
このエッジ対ケインもそうだけれど、メインのウェイド・バレット対ランディ・オートン(Randy Orton)も物語の一端の区切りではなく、これから続く物語の盛り上がりの一つなのでどうもすっきりしない所ではある。
そのメインでのジョン・シナ(John Cena)も、「Free or Fired」でどっちに転んでも、まあバレットやネクサスのとの抗争は続くんだろうなぁと分かるのでそんなに盛り上がらず。
おもしろかったのは、これだけ「いじめられて、辛い思いをする真面目なヒーロージョン・シナ」というアングル組んでいるにも関わらず、会場の観客から「Let’s GO Cena!」と言う声と「Cena Sucks!」と言う声が交互に上がっていた事。WWEのトップスターだと思うのだけれど、こんな賛否がある人物とは。
そして、毎度ジョン・シナを見ると、ゴリラ顔で「マーク・ウォールバーグと似ているなぁ…。」と思っていたけれど、もっとわたし的にしっくり来る人が分かった。あれだけ筋肉モリモリなので、顔が大きく見え、手足が短く見え、それがコント山口君と竹田君の竹田君にそっくり。物凄く腑に落ちた。
と、言うわけで、ただでさえもっと盛り上がりが欲しい中ジョン・シナがいなくなってこれからダイジョブ?と思える展開を見せ、次からがどうなるのかが気になる大会でした。