X-MEN The Last Stand
2007年02月10日 土曜日「x-men ファイナル ディシジョン」を見た。
日本語公開にあたり、なぜかぱっと思い難い横文字邦題になった映画。
1、2と見に行ったがこれは見るのを忘れていたので今。
感想は「我らがリーダー、サイクの噛ませ犬ぷっり爆発!」に尽きる。
本来サイクがやる事をほとんどヒュー・ジャックマンが持っていていた。
サイクは映画でもこんな扱い・・・。
「キュア」はこれが出てくるとx-menの差別の比喩的部分が引っくり返され、出したのは疑問。
どうにもならないからこそ差別の連鎖が起こり、それを何とかしてx-menが断ち切ろうとする話では?
戦闘場面はアメコミ原作のホリウッド映画として非常に上手く見せていた。
登場人物が増え、各人の能力戦は良かったが、各人をあまり追いかけないのでもう少し深く行って欲しかった。
コロッサスとかアップが少なかったなぁ。
やはり登場人物の数から言ってもTVドラマで、「敵味方含め愛憎ドロドロ、シーズンに何回か葬式をあげ、シーズン最後と次シーズン頭で何らかの理由で復活!」とやらんかな。
スピンオフ等で「マデリーン、ハボック、ケーブル、レイチェル、シニスターら登場で、ぐっだぐだの家族問題に終始する非アクションモノ」が見てみたい。
原作を追う様な場面も多数。
サイクの眼鏡を取ったり、寝返るミスティーク、頭いじって切れられるチャールズとか。
結局「めでたし、めでたし。」の様に終わっていたけど全くそうではなかったし。
そういう意味では、話的にはブライアン・シンガーの方が上手いかも。
このブレット・ラトナーと言う監督は本当に職業監督。
使い道が無くなったらあっさり死亡で退場…だったり、役者の格で出演時間計ったり。
サイクやチャールズを何で死なせたのかも良く分からないし、結局、ジーンも復活した割りに地味な役回りだし。
今までのネタ振りや、人間関係を無駄に消費しただけの様な気がする。
今回の良かったのはジェイミー・マドロックスの人。
何だか雰囲気が良く、この人でX-factor・・・は行かんかなぁ?