ブローン・アウェイ/復讐の序曲
2011年10月02日 日曜日ジェフ・ブリッジスにトミー・リー・ジョーンズ共演、復讐に走る爆弾犯と因縁を断ち切ろうとする爆弾処理班の攻防と言えば非常におもしろく聞こえるのだけれど、これが後一歩感がありまくりの映画。
一番の理由は、監督のスティーヴン・ホプキンスの演出や構成のB級臭さなのかなぁ…。爆弾処理の部分は緊張感もそれなりにあっておもしろいのだけれど、それ以外の部分は間を持たせ過ぎ、説明的過ぎて、ほんと1980~1990年代のB級アクション映画、サスペンス映画の感じが物凄いする。展開もこれまでのその手の映画通りで、それなりには楽しめる位。
ジェフ・ブリッジスとトミー・リー・ジョーンズと言えば今では渋俳優だけど、このジェフ・ブリッジスは地味過ぎでどうも弾けた感が無く、トミー・リー・ジョーンズの方は正義の人だと仏頂面が多いけど、やっぱり悪役だと弾けていて良い。トミー・リー・ジョーンズは悪役すると見ていると楽しいし、演じていて楽しそう。
フォレスト・ウィテカーが出て来て若いと思い、ジェフ・ブリッジスとトミー・リー・ジョーンズもおじさんだけど今ではもうおじいさんで、そりゃ20年近く前の映画だからか。
爆弾の恐怖や嫌さを深く表現する訳でもなく、息詰まる心理戦の攻防とかある訳でもない何だか中途半端だけれど、まあとにかくめでたしめでたしで楽しめる映画。
☆☆☆★★