イーグル・アイ

2011年06月19日 日曜日

TVで「イーグル・アイEagle Eye)」をしていたので見てみた。

これが無茶だし、古臭い。
インターネットに繋がってなさそうな物でも接続されているので何でも出来ます、人だって殺せます、と言う都合良過ぎの展開満載。話の展開がまずありきで、それをどうやって実現するかの方法をネットワークにしたモノだから、魔法の世界、ファンタジーみたいになって、SFとしての真実味が薄れて白ける場面が多くなってしまっている。何でも可能なその割に、最終的に赤外線通信で世界中の情報を一つ一つ見ていますとか、ネットワーク技術で荒野の電線を上手い事切って逃げる人を燃やしますとか、顔が似ているから双子で大丈夫というゆるゆるなセキュリティとか、散々個人を脅迫し殺害するけれど憲法の基にとか、暗殺実行は核ミサイルぶっ放すとかの確実な方法じゃあなく地味とか、もう緩さが満載。

また、この謎の指令の原因が今までSFで散々やって使い古されたネタで、真面目に今やられた所で一体何十年前のSFだよと思わせる今更感。

活劇場面は、やたらと手振れ、横振りするカメラワークに加えて、ワンカットが短過ぎる編集のせいで、見難いったらありゃしない。今何処で、何が起こっているのか分かり難いったらありゃしない。

サスペンス映画としては導入はおもしろくて良いのだが、アクション映画としては派手だがいまいち、話はそれ以上にいまいちな映画。
 
 
さらに酷いのは、久々に地上波の映画放送を見たけれど、その編集。宣伝に入るのは、物凄く中途半端な所で流れがぶった切られる所。しかも、終わりを余韻やエンドクレジットも無くぶった切り、フジテレビ制作映画の宣伝へ直行。まあこんな感じじゃあ映画のTV放送も視聴率を取れなくなっている訳だ。

« | »

Trackback URL

Leave a Reply